たけのこブログ

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貧困高齢者を支えるのは次の世代の使命なのか。今の若者苦しすぎない?

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こんにちは、たけのこです。

 

さて、今日の日本は格差が問題となっています。子供の貧困問題、そして高齢者の貧困問題などの格差が問題としてあげられています。

 

まあそれぞれ事情はあることでしょう。

子供の貧困については置いておいて、今回は高齢者の方を見てみようと思います。

 

貧困高齢者を支えるのは次の世代の使命なのか

警備会社は高齢者しか雇ってない?

私が建設関係の仕事であることもあり、警備会社さんとはつながりがあります。また、つい街中で工事などやっていると見てしまうんです。

 

そうすると、路上に立っている警備員はほとんどが高齢者。もう60歳越えている人も多いです。

 

警備の業務は単純に見えてハードな仕事。周囲の安全も見ないといけないし、労働環境も決して良くありません。

 

真夏は35度の猛暑日の中だって炎天下の下、真冬の凍るような寒さの中でも立ちっぱなし。

 

とてもつらく、安全責任も取らされ、その上賃金は非常に安い。

三重苦とでもいえるくらいです。

 

そんな警備の仕事を、もう定年でのんびりしていてもいいような高齢者が多くしています。

何でだろうかって思ってました。

 

好景気の時代に生きた人がなぜ貧困に

私ら20歳代くらいの世代は、日本の好景気の時代を知りません。

最近はだいぶ経済状況はいいですが、これまでの社会はさんざんでした。

 

生まれたとき→バブル崩壊

小さいころ→消費税登場

学生時代→ゆとり

就活のころ→リーマンショック+東日本大震災→就活難

社会人→増税(消費税とかもろもろ)

将来→少子高齢化で経済の後退、少ない若者で高齢者を支える構造。地球温暖化、水不足、食糧不足。

 

なんだよこれ。

 

って思ってしまいます。

先代の皆さんの日本を支えた努力と苦労はお察ししますが、次の時代を預けられた我々にちょっとツケが多くないですか?

 

そんなことに嘆くつもりはないですが、その一方で、高齢者が貧困とはどういうことなのか。高度経済成長もバブルも経験して、夢に溢れたいい時代を生きてきたのではないでしょうか。

 

3人に1人は貯金ゼロ

単身世帯

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二人以上世帯

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知るぽると:金融広報中央委員会

 

平成28年の家計の金融行動に関する世論調査を見てみると貯金ゼロの60代世代は単身世帯で、33.5%、二人以上世帯で29.3%となっています。

 

ざっくり3世帯に1世帯は貯金がありません。

 

とても驚きです。

働けなくなった先のことをどのように考えていたのでしょうか。

 

全世代で見ても、貯金ゼロは3世帯に1世帯の割合です。独身世帯になると2人に1人は貯金ゼロのようです。

 

そしてもっと驚いたのが、今後定年退職を迎える50歳代の5割が国民年金未納となっているということ。

 

そうすると貯金もないし、年金もない、仕事もない人たちが10年後には大量発生するということ?!

 

ちょっとまって。

 そーすると生活保護が増えて、

さらに負担が若者にのしかかってくるってこと?

 

のびるのびるよ平均年齢と医療費

2017年の日本の平均寿命が発表されました。男性80.98歳、女性87.14歳。

それもあってか、増え続ける国民医療費

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厚生労働省

 平成26年度で40兆8000億円…まさに右肩上がりですね。

保険料上がっていくわけですよ。

 

貧困高齢者は誰のせいか

ちょっと悲しい話ばかりしてしまいましたが、なぜこうも貧困高齢者が増えてしまったのか。

 

原因の一つにはバブル崩壊やリーマンショックなどの経済危機に巻き込まれて、給料の減少やリストラで収入が減ったこともあげられるだろう。

 

または、非正規雇用が増えたことによる弊害なのか。

 

でも高齢者の貧困って社会情勢のせいにできるものなのだろうか。

 

たしかに時代の波に巻き込まれて弱者になっているのかもしれないが、でも本人たちの人生計画の見通しの甘さもあったのではないのではないかと思うところがある。

 

40年後を見通した計画を立てる 

私は父と母を大変尊敬しています。

 

農業収入だけでは暮らせないため、兼業農家となり休みなく働き、子供3人を不自由なく育て、3人とも私立大学に通わせ、奨学金も借りさせず卒業させてくれました。

 

しかし、50歳後半ですが、早期退職して好きなことして遊びたいようなことを言っています。十分な老後の積み立てをしているという事でしょう。

 

決して世帯収入が多い家ではないにも関わらず、余裕すら感じられます。

 

そんな父に良く言われたのは、「俺は20歳の時に40年後の人生設計をした。だいたいそのとおりに来てるんだ」ということ。

 

父は40年という計画が決して思うようにいかないことも想定して、ブレ幅も調整しながら生きてきたんだと思います。

 

うちの家計はたまたま運がよかったのかもしれない。

でも、将来を考えて、目の前のことを全力で取り組み生きてきた父と母だからこそ運をつかめたんです。

 

だから、今の貧困高齢者に自己責任と言いたい。

 

それでも次の社会を支えていくのは若者なのか

さて、自己責任と言い切るのは賛否あると思いますが、それでも、弱者となった人が助けを求められない社会も問題です。

 

かと言って、若い世代にも余裕は決してない。

子供の貧困だって放っておけない問題です。

 

そこで、やはり「ベーシックインカム」なんだと思います。

全ての世代に平等に、そして企業やスキルアップなどチャレンジする人の生活の支えになることが期待できます。

 

ベーシックインカムがあれば、生活保護に対する偏見もなくなるかもしれません。

 

財源など課題も多くあることですが、子供も高齢者も苦しい人ばっかりの今の現状は変えていかなければなりません。前向きに考えないといけないのかもしれない。

 

まとめとしては、若い人も人生計画立てて、ちゃんと貯金しときましょうね。

後世にツケを送らないためにも。

と思ったのでした。