たけのこブログ

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カレンダーと手帳が無駄遣いされる時期が来た。年末挨拶に付いて回る悪習

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 こんにちは、たけのこです。

 

今年もあと2か月になりました。

私の会社では年末が迫ると、カレンダーや手帳を取引先に配ります。

 

今回は年末挨拶で付いて回るカレンダーが無駄になっている話です。

 

カレンダーと手帳が無駄遣いされる時期が来た。年末挨拶という名の悪習

年末挨拶と称してカレンダーが配られる理由

12月に入ると一斉に始まるのが、取引先への年末挨拶。

その時に必ず営業担当が持参するのが、翌年のカレンダーと手帳です。

 

カレンダーは自社オリジナルデザインで作成し、手帳は社員用に作成しているもをついでに配っていたりします。

 

なぜカレンダーなのか。

理由はいくつかあると思います。

 

〇会社の宣伝

→ロゴ入りカレンダーを客先に掲示してもらえば、毎日のように目につくため広告塔になる

 

〇下手なお菓子よりも記憶に残る

→たまにしか挨拶に行かない客先だと手土産を用意したりしますが、カレンダーなら費用がお菓子などと比べそこまでかからず、自社の印象を相手に残せる

 

〇カレンダーはたいていどこの事務所にもある

→最近のおしゃれな事務所はわかりませんが、昔ながらの事務所にはカレンダーが必ずかけてあり需要がある

 

他にもあるかと思いますが、カレンダーはどこの事務所にも必要なもので需要があり、飾ってもらえれば一年間広告塔として活躍してくれる、と言うところが主な理由でしょう。

 

使いづらいカレンダーは結局ゴミになってる

カレンダーを配る一方で、逆に貰う立場にもなります。

 

私の会社の場合、取引先も多いことから毎年大量のカレンダーと手帳、そしてよくわからない粗品をもらいます。

また、個人でも付き合いのある会社からは、営業担当から直接カレンダーをもらったりするので、同じ会社のカレンダーや手帳が事務所にいくつもあったりします。

 

こうして貰ったカレンダーは集めると、すごい数になります。

でも、事務所にカレンダーを飾る場所もそんなにないですし、自社オリジナルカレンダーがあるので、他社からもらったカレンダーは基本飾りません。

 

では、余ったカレンダー達はどうなるか。

一応、社員にいるかいらないかの確認がありますが、持って帰る人は少なく処分されます。

 

需要が無いのにも理由がいくつかあります。

 

〇デザインが悪い、または使いにくい

→カレンダーデザインにこだわってられない会社は、テンプレートにロゴや社名を入れただけなのでセンスがイマイチだったりする。

また、オリジナルの会社は、デザインに凝りすぎて書き込みスペースが少なかったり、視認性が悪いカレンダーも多い。

 

〇大きいカレンダーは家庭では邪魔

→だいたい貰うカレンダーは規格が大きいです。そんなカレンダーを家に持って帰っても、雰囲気が合わず結局使わずに捨てられたりします。

 

〇社名、ロゴがいらない。

→家庭にまで仕事を持ち込みたくないのに、取引先の会社名が入ったカレンダーはいらないという人もいるのでは。

 

〇そもそも自社で作っていて、もらえるからいらない

→自社愛の強い人は自分の会社のカレンダーをもらうので、取引先のものは別にいらない。

 

こんな理由で、取引先からもらったカレンダーたちは余っていきます。やがて時期が来るとカレンダーは全て廃棄処分。

 

ゴミになるのです。

全国で考えるととんでもない数量

ゴミになってしまうカレンダーたち、

その数は膨大です。

 

完璧に試算するのは難しいですが、うちの会社だけで少なくとも、数万冊単位でカレンダーが処分されているかと思います。

 

なんという無駄。

 

また、自社が配っているカレンダーも捨てられていることと思います。

 

そうやって考えると年末から翌1月にかけては、全国で大量のカレンダーが捨てられ紙資源が無駄になる、なんとも目も当てられない時期になります。

 

ある日、私はどうせ貰っても捨てることになるならカレンダーを貰わなきゃいいと思い、断ってみることにしました。

 

しかし、いざその場になるとなかなか断り切れない。相手の営業さんも年末挨拶なのになぜか必死です。

 

そんな営業さんを前に

「貰ってもゴミになるから」

なんて私の口からはとても言えませんでした。

 

また、相手の営業さんの中にはカレンダーを3つ4つ渡してくる人もいて、断るのが大変なこともしばしば。

 

そんな私の想いとは裏腹に、カレンダーをもらった数がステータスと思っているのか、取引先に会うたびにカレンダーをいくつも確保してくる上司がいました。

 

自分でも使わないのに、なぜそんなに各社からカレンダーを巻き上げてくるのか私には理解しがたかったです。

 

そして廃棄物として捨てられるカレンダーたち…

情け容赦なく捨てる私。

 

まるでお金を燃やしているような感覚です。

でもどうすることもできません。

 

カレンダーや手帳を作っている会社にとってはこの時期儲けどころなのかもしれませんが、こうして処分される現実に何を思うのでしょうか。

 

みんながみんなカレンダーを配るのやめてほしい

そんなこともあり、年末にカレンダーを配る会社が減ってほしいと願っています。

 

別の活用手段があればいいのですが、大量にもらうカレンダーは捨てるにしても、再利用するにしても手間がかかります。

貰えば貰うほどに無駄になっていくばかりか、処分するにもお金がかかるのです。

 

自分の会社にも同じことを言いたいですが、なんかこだわってるので無理でしょう。

営業もこのカレンダー無しに客先に行けない、と良く口にしてますし。

 

世の中が変わらないと自分から変わろうとしない、そんな社風を感じます。

 

カレンダーじゃなくて広告宣伝になり、無駄にならないもの無いですかね。貰ったカレンダーを捨てずに済む手段でもいいです。

 

1冊2冊じゃないですよ。

数万冊単位での再利用です。

 

これほどにカレンダーを捨てまくってる国も世界には少ないんじゃないかなと、常々年末になると思うのでした。