たけのこブログ

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甘酒は家庭で作ろう!ご家庭で簡単に最高のエナジードリンクができる!

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こんにちは、たけのこです。

 

先日の記事で本物の甘酒の見分け方を紹介しました。

CМでも麴だけでつくった甘酒とか宣伝されてますが、それが普通ですからね!

 

まあ話は変わって、この間、梅ジュースを作って今年の熱中症対策はばっちりかと思ってたところ、嫁がどーしても甘酒が飲みたいというのです。

 

※梅ジュース作りはこちら


甘酒も飲む点滴と言われ、冷やして飲めば最高の熱中症対策飲料になります。

前回の記事でもレシピを紹介しましたが、それを実際にやってみたので、ノウハウを伝授したいと思います。

 

というわけで、今回はあまーい甘酒の作り方を書いていきます!

 

熱中症対策といって清涼飲料水の飲みすぎに注意!

作り方に入る前にまめ知識。

 

暑さもますます本格化してきて、飲料メーカー各社が清涼飲料水、いわゆるスポーツドリンクや塩分を含んだジュースの生産を、工場フル稼働で増産しているニュースが流れていました。

 

そこでインタビューされている主婦の方が、常にスポーツドリンクを常備してるというコメントをしていたので、すこし危機感を感じました。

 

ペットボトル症候群ってご存知でしょうか?!

ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英語: PET bottle syndrome)とは、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。ソフトドリンクやスポーツドリンクの急激な大量摂取だけでなく、みかんの缶詰やアイスクリームなどの糖分の多い食品の大量摂食でも発症することが報告されている。

Wikipedia

熱中症に対する知識が浸透していくなかで、こまめな水分補給、それもミネラルを含んだもの、という指導がされています。

しかし、これをスポーツドリンクや経口補水液にすべて当てはめてしまうと危険ということが、熱中症対策の指導の中ではあまりされていません。

 

実際、スポーツドリンクにはミネラルだけでなく、冷やした時に甘さを感じるように、かなりの糖分が添加されています。

視覚化するとこんな感じ↓

ジュース 砂糖に関連した画像-02

http://jin115.com/archives/52077787.html

そのため、原液のまま、ごくごく飲んじゃうとミネラルと同時に大量の糖分を摂取することになるため、急性糖尿病が発生するリスクが高くなるんです。

 

また、糖分として添加されている果糖ブドウ液糖は満足感得られにくいため、飲みすぎてしまう危険性がよりペットボトル症候群のリスクを上げているのです。

 

更に、スポーツドリンクのアクエリアスで言えば、甘味料としてスクラロースが含まれています。

人工甘味料の回で紹介しましたがスクラロースは動物実験で妊娠したウサギを流産させたり、脾臓や胸腺のリンパ組織に悪影響を与えることが確認されています。

 

 

スクラロースは体の中で分解されにくい物質なので、体内に取り込まれるとホルモンや免疫に悪影響を与える可能性があるのです。

 

もっと言えば、清涼飲料水にはビタミン類が入っていないものも多いです。

ビタミンは糖をエネルギーに変換するのに必要な栄養素ですので、ビタミンが不足してくると疲労物質が溜まりやすくなり、かえって熱中症を引き起こす原因となるんですよ。

 

スポーツドリンクはうまく利用すれば、良い熱中症対策にはなりますが、何も考えず飲んでいると隠れたリスクがあるということを知っておいてください。

 

甘酒の熱中症に対する有効性

さて、簡単に甘酒の栄養分についても紹介しましょう。

 

甘酒の甘さは、でんぷんを分解したブドウ糖とコウジの甘みです。またビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれています。

もちろんナトリウムもちゃんと含まれてます。

 

そのため、汗をかくことで不足するミネラル分だけでなく、身体のエネルギー代謝をよくするビタミンやアミノ酸の効果で疲れにくい体を手に入れられます。

 

鉄分や亜鉛も含まれているので、運動している人や、女性が気になる貧血の対策にもなるんですよ。

 

つまり、日常的に甘酒を摂取することで、身体の内側から強く健康的になることができ、水分補給に利用すれば熱中症対策になるんです。

 

飲み方のおすすめ

甘酒は運動しながらごくごく飲むにはちょっとむかないかなと思います。上澄みだけすくって飲むと結構いけますけどね。

 

そのため私がおすすめするのは、朝と夜に甘酒を1杯ずつ飲んで、日中の水分補給を梅ジュースにすることです!

 

完全に自分の宣伝になっちゃいますが、熱中症対策だけでなく、健康的で疲れにくい、しかも太りにくいBestな組み合わせなんです。

 

しかも、一番のメリットは自分で作れること。

 

原料も、製造過程も自分で見ることができるため、売っているものと違い、怪しい添加物を取ることは決してありません。

 

それが安心と安全、さらには自分で手を加えることで生まれる美味しさを味わうことができるんです。

 

もちろん、お世辞じゃなくこれから作る甘酒も、梅ジュースも味は間違いなくおいしいですからね。

甘酒を醸造するぞー!!

というわけで、前置きが長くなりました。

お家でできる甘酒作りを紹介していきます。

 

今回作るのは米麹でつくるノンアルコールの甘酒です!

甘酒のレシピ

材料:もち米(お米でも可)2合

   米麹 200g

 

道具:炊飯器

   温度計(できれば隔測温度計)

   大き目のタオル1,2枚

 

これだけです。

温度計については、水銀タイプや棒状のデジタル温度計でもいいのですが、できれば隔測温度計の方が発酵中、常に温度を管理できるのでおすすめです。

 

ちなみに私はこれを使っています。

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あんまり高価なものはいらないです。

これなら1300円くらいで購入できます。

 

 作り方

1.

まずはもち米を普通に研いで、炊飯器炊きます。

そのとき水はワンカップ分くらい多めに水を入れましょう。

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 もち米炊けました。

そしたら一旦、保温は切ってください。

 

一応この時点で温度を測っておきましょう。

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ご飯が炊けたのに気づかず1時間放置した段階で、72度でした。

75度より温度が高い場合には、かき混ぜて温度を75度以下まで下げてあげましょう。

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2.温度が下がったところに、ワンカップほどお湯を入れます。

 

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そしたら、馴染むまでかき混ぜましょう。

その後、もう一度温度を確認してください。

70度以下になっていればOKです。

 

3.

米麹200gを炊いたもち米に投入します。

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そしたらよーく混ぜます。

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5分くらい混ぜれば完璧です。

(私は途中で疲れたのでそこでやめました...)

 

4.

混ぜ終わったら発酵させていきます。

まず、中心に温度計のセンサーを設置してください。

 

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そしたら、蓋を締めてタオルで炊飯器をつつんであげます。(熱が逃げるのを少なくするため)

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5.

ここからは温度管理です。

基本的に温度計を見ながら炊飯器の保温をつけたり、切ったりするだけです。

 

ポイントは65度くらいをキープすること。

一番酵素が働く温度で発酵させるとでんぷんの糖化が進み、より甘い甘酒になります。

 

ただし、注意していただきたいのは温度設定。

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センサーを炊飯器の中央にセットしていますが、炊飯器は周囲から加熱するため、中心部と外側では温度差が多少発生します。

 

そのため、中心部を65度で合わせてしまうと、外側が温度が上がりすぎてしまう可能性があるのです。

70度を越えると酵素が死んでしまいます。

 

私の場合は中心温度を62度で設定し、その温度になったらアラームが鳴るように設定しました。

アラームが鳴ったら保温を切って少し様子を見ます。

 

この温度をキープすることが理想ですが、こまめに見れなければ、それでも大丈夫です。

 

私は数時間ごとに温度調整していましたが、夜に保温を切って7時間くらい放置し、再度温度を計測したところ40度までしか下がっていませんでした。

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これもタオルを巻いた効果ですかね。

 

あまり神経質になることはありません。ただ、きっちりやればそれだけ甘い甘酒になります。

 

発酵の時間は半日ほどでいいでしょう。

夜仕込んだら、朝にはそれなりに糖化して飲めます。

 

ちなみに、私は今回15時間発酵させました。

ここまでやることはないかなって感じですかね。

 

6.

出来具合を確認する

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旨く行っていれば炊飯器を開けた瞬間、甘い香りがいっぱいに広がります。

見た目はこんな感じ。

ほのかにご飯の粒が残っていて、お粥みたいなかんじですね。

 

そしたら、スプーンで一口味見して糖化具合を確認ましょう。甘みが感じられなければ、もう少し糖化させてください。

 

半日も寝かせてたらだいたい甘くなるので大丈夫です。

 

できたら容器を移して、冷蔵庫で保管しましょう。1週間くらいで飲み切るくらいが衛生的にもいいと思います。

 

全体的なアドバイス

甘酒造りで一番大切なのは発酵過程の温度管理です。

でも基本的には70度を越さなければ大丈夫なので、65度くらいになったら保温を切ってほっといても大丈夫です。

 

気が付いた時に温度計を見て、ちょっと温度低いかなって思ったら保温をつけて温めてあげてください。

 

発酵のさせ方が味の違いを生みます。その過程を楽しむのが甘酒づくりの一番の醍醐味です。

 

きっと毎回同じようにはいかないでしょう。でもそれでいいんです。

「今回は凄く甘くなった」とか「今回はちょっと甘みが足りない」とか、発酵という自然の力をコントロールすることの難しさ、思い通りにならない面白さを味わってください!

この夏は冷やし甘酒で乗り切ろー

甘酒は温めて飲むイメージもありますが、夏は氷でがっつり冷やして飲みましょう!

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作った甘酒の原液は水けが少なく濃いので、少し水で割ってくださいね。

 

砂糖じゃないブドウ糖とコウジの甘みは透き通るような甘さで身体に染みわたりますよ!

 

甘酒アイスも絶品

甘酒をヨーグルトに入れてもいいですが、もしよければ甘酒アイスなんてのはどうでしょうか。

 

氷を作る容器に甘酒の原液を入れて凍らせるだけです!

一口サイズで手軽に食べられて、熱中症対策にもなるし、身体のほてりを取ってくれます。

 

何より甘くておいしいんです!

まとめ!!

長くなってしまいましたが、以上で甘酒づくりはおしまいです。発酵という日本の伝統文化を家で簡単に再現できるのもこの甘酒づくりの醍醐味です。

 

スーパーに売ってるの買ったら高いですから、是非ご家庭で作って健康的な身体を手に入れましょう!

 

あなたのチャレンジを期待してます!!