あなたの抜けた髪の毛はゴミじゃない!ヘアドネーションで子供たちにできることを始めてみた
先日、病気や障害で髪に悩みを持つ18歳以下の子供たちに無料でフルオーダーメイドの医療用ウィッグを送る取り組み「ヘアドネーション」について紹介しました。
今現在、がんと闘われている小林麻央さんはヘアドネーションのことを知り、
「長い髪を切ったとき、思い立てばよかった…」と想いを綴っています。
ヘアードネーション|小林麻央オフィシャルブログ「KOKORO.」Powered by Ameba
他にも芸能人の柴咲コウさん水野美紀さんなどがヘアドネーションに参加しています。
今回はヘアドネーションを知って始めたことを紹介します。
行動しなければ始まらない
ショートヘアの私はヘアドネーションについて知り、ロングヘアの妻に、「髪を切るときはヘアドネーションをしよう」と話しました。
ただ、記事を書いた後に心に残ったのは、自分はヘアドネーションを知って記事にしているだけで、何もできていない。
ボランティアを人に要求しているだけで、何も貢献できていないという想いでした。
髪の毛が伸びる速さは人それぞれですが、平均して1か月に1cm、年間12cmくらい伸びるので、今から伸ばしても寄付するまでに2年はかかる。
何かできないか考える日々でした。
髪を切らなくてもヘアドネーションはできる
ある日、妻との会話の中でのこと。
「私、髪の量が多いから分けてあげるよ!」
と若干M字気味な私に対してジョークを言いながら髪の毛を投げてきました。
確かに妻の髪の毛の量は多い。
ドライヤーで髪を乾かすと、洗面台は髪の毛で埋め尽くされます。
それを集めて、捨てる妻の姿をみて、あることに気づきました。
髪の毛を切って寄付するだけでなく、抜けた髪の毛を集めればヘアドネーションができるじゃん!
人は1日に100本くらい髪が抜けていく
人の髪の毛には寿命があり、自然と毎日髪は抜けていきます。その量は季節によって変化しますが、平均で毎日100本ほど髪は抜けるようです。
多くの人は抜けた毛はゴミとして捨てていることでしょう。
それを集めて束にすることで、ヘアドネーションができるんです。
ヘアドネーションの条件
ヘアドネーションで髪を寄付するにはいくつか条件があります。
①31cmの長さがあること
→長ければ長いほど良いそうです。
②完全に乾かしてあること
→雑菌などが繁殖する可能性があります。
③同じ人の髪を一つにまとめていること
→複数人の髪の毛を混ぜないでください。
④引っ張っても切れない強度の髪の毛
→カラーやパーマ、傷んだ髪の毛も良いそうです。
これらが守られていれば、古い髪の毛でも寄付することができます。
抜けた髪を集めてみる
私が妻の抜けた髪の毛を集めればヘアドネーションができる。
しかし、人の髪の毛の本数は平均10万本と言われます。毎日100本髪の毛を集めても、一人分集めるには1000日かかる計算です。
しかも、髪が抜けるのは家にいる間だけではありません。
ですが、
一人分までとはいかなくても、日々長い髪の毛を拾って集めれば少しでも悩める子供たちに貢献できるはずです。
とても地道で、先は長いかもしれませんが、やる労力はそんなにかかるものではありません。
長い髪をみつけたら拾うことと、妻がドライヤーをかけたら髪の収穫に行くこと。
労力って言うほどでもないですね。
多くの子供たちがあなたの寄付を待っている。
日本で唯一ヘアドネーションの活動を行っているJHDAC(通称:ジャーダック)によると、現在でも150人以上の子供たちがヘアドネーションを待っています。
髪を切らず、抜けた髪の毛で寄付することは、個人ではとても微力なことです。
もしこの記事をみてご興味をもたれたら、まずJHDACのHPを見てみてください。
そして、あなたの髪を寄付していただければ、悩みを抱えた子供に笑顔を届けることができるはずです。
私は私で実際に寄付するところまで、頑張ってみます。