うつ病に必要なのは薬ではなく心のより所。トンネルを抜けるために必要なもの

こんにちは、たけのこです。

何度も記事の中で書いてますが、私はうつ病です。

先日、姉と話をしていて救われたことがありました。

「精神病に必要なのは、心のよりどころ」

同じような悩みを抱える方のヒントになればと想いを綴ります。

この気づきから私は、病の巣窟から抜け出す力をもらえたように思います。

うつ病に必要なのは薬ではなく心のより所。トンネルを抜けるために必要なもの

働きすぎて鬱になるわけじゃない

私は自分でも疑問でした。

なぜうつ病になったのか。

これでも、精神病にならないためにおすすめされていることを実践し、取り組んでいたのです。食事のバランスやストレスの解消を常にしてきました。

仕事だって真面目にもくもくというよりかは、メリハリをつけて働いていました。どちらかと言えば、雑談コミュニケーションを重視していたので周りからはバリバリ働いている印象はないはずです。

ただ長時間労働でしたけどね。

でも、思い返せば一つのことから、私の心は徐々に蝕まれていたんだと思います。

精神病に必要なのは、心のよりどころ

そのことに気づかせてくれたのは、姉からの言葉でした。

「精神病に必要なのは、心のよりどころ」

私は追い詰められて病んだわけではなく、自分の心がより所を失ったことが原因じゃないかと気づかされました。

人は無意識のうちに、自分の中に心のより所を持っています。それが崩れ去ってしまうと病に陥るのです。

挫折とは違います。

挫折は壁にぶち当たり乗り越えられず、屈してしまった状態です。

うつ病は挫折がきっかけに発症することはあっても、原因ではないと思います。

確かに私は、あることを境に心のより所が壊れてしまうことがありました。それから徐々に病は進行し、働けない状態になるまで悪化したのです。

初期症状のうちに対処できれば良かったのでしょうが、後の祭りですね。

薬は症状を抑えるだけで、心のより所は戻ってこない

結局のところ、精神科に通い薬を飲むことは、今出ている身体の異変に対応した薬を処方されて、その効能で誤魔化しているだけなんですよね。

でも、うつ病が進行していた私には、唯一の救いでした。

投薬治療を始めて半年。

今は当初の症状とは違うものに今は悩まされています。

この半年間で症状は二転三転しました。

なぜ良くならないのか。

しかも症状が変わっていくのか。

それは薬があくまでも補助的な役割だからです。

薬は症状を抑えるだけで、病気を治してはくれません。

それ以上に、副作用によって私はおかしくなっています。

薬の種類、量が増えるたびに、新たな症状がでてくるのです。

それを抑えるために薬を増やす。

副作用の為に薬を飲んでいるようなものです。

心のより所はどこにあるか

では、その「心のより所」を取り戻すためにはどうすればいいか。

私の心のより所はどこにあるのだろうか。

失ったものをもとに戻すことも一つの手段です。

ただ、私の場合それはしたくない。

それは会社の事業を信頼していた私の感情を壊したものだからです。

ヒントになったのは五感でした。

ときどき外出すると、ここなら生きられるなと感じる場所があります。

そこにいる時は病の症状もなくなり、薬が必要なくなるのです。

今感じているのは自然のある場所。

思い返せば、私のルーツは自然の中にありました。

田んぼと里山に囲まれた環境で育った私にとって、自然は常にそばにあるもの。

気づけば私は働きだしてから気づかぬうちに、心のより所を変えていたのです。

きっと人は生きる環境によって、心のより所を変えてしまうのかも知れません。

私の場合は、私の中に元からあるものに原点回帰すればいいのではないか、今はそう感じます。

原点に戻り、前に進むことを選んでみる

育った環境とは恐ろしいものです。

ずっとそこから抜け出したいと思っていながら、私の中に生きているものがありました。

百姓の子は百姓。

農家になるのかと言えばそうではありません。

それも一つの答えですが、私の生き方とは違います。

でも、原点はそこにあります。

起点から軸を固め、立ち上がってみるんです。

あくまでも視線は前へ。

原点回帰し、前に進んでいこうと思っています。

ヒントをくれた姉に感謝

今の私のベクトルはそんな風に変わりました。

それもこれも、全て兄夫婦のおかげです。

兄がきっかけを作り、姉が私を救ってくださいました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

私と同じように悩みを抱えている方に。

心のより所に気づけば、きっとあなたは前に進める。