南足柄アサヒビール神奈川工場見学。ビオトープが荒れていて残念。
こんにちは、たけのこです。
先日、神奈川県南足柄市にあるアサヒビールの最新のビール工場へ行ってきました。
アサヒビール神奈川工場は「環境創造工場」として、広大なビオトープを持った工場となっています。
今回は工場見学をしてきたので、感想を書いてみます。
南足柄アサヒビール神奈川工場見学。ビオトープが荒れていて残念。
安藤忠雄設計の工場らしからぬ工場
アサヒビール神奈川工場は世界的建築家の安藤忠雄氏の設計した工場です。
そのため、外観はまるで美術館のような建物になっています。
玄関はこれ
凄い狭いです。
大体工場見学というと、明るいイメージがありますが、この工場はまるで従業員の通用口みたいな作りになっています。
最初、入っていいのかわからなくて戸惑ってしまいました。
環境創造工場
アサヒビール神奈川工場がコンセプトとしている環境創造工場とはなんでしょうか。
パンフレット曰く
アサヒビールは人が豊かに暮らしていける環境でこそ、美味しいビールができると考え、足柄の地にビール工場を作りました。「地球・地域・人との調和を考えた環境創造工場」をテーマとして誕生したアサヒビール神奈川工場。21世紀の先の未来までずっと快適に暮らしていくための、最新技術と知恵を使って、環境を守るための様々な取り組みを行っています。
具体的には、省エネ設備や広大なビオトープを整備、ゼロエミッション等環境に優しい活動をやっているようです。
工場見学
工場見学はまずビデオ上映から始まります。
ビデオではアサヒビールの歴史などが放送されます。
工場に入ると麦汁を作るタンクでしょうか。
外の景色が見える部屋が見えてきます。
新しい工場ともあって、とてもきれいな作りです。
また、工場では実際にビールの原材料を触ることが出来ます。
ビールの香りをもたらすホップ
ビールの味わいを出す主原料の麦芽
実際に原料に触れる工場は少ないので、これは良いサービスです。
因みに、キリンビールの工場では触れませんでした。
その代わり、一番搾り麦汁が飲めますけどね。(これが美味しい)
さて、さらに奥に進むと屋外に発酵タンクが見えてきます。
そのミニチュアもありました。
屋外にタンクがあるため、断熱材や中身の温度を調整するジャケットと言われるものが装備されているようです。
ジャケットはパイプが周囲を走っており、パイプの中には水が流れていて、水の温度でタンクの中身の温度を調整しています。
ここからは見学のハイライト
パッケージング
瓶詰め
アルミ缶のフタのしくみ
念願の試飲。
試飲会場は安藤忠雄設計らしいコンクリート打ち放しの柱と開放感のある空間となっています。
テーブルとイスは無機質な感じでした。
ちなみにビールは3杯まで飲めます。
ざっとこんな感じでした。
工場見学自体はビール工場らしいといった感じですが、工場自体が新しいので全体的に綺麗です。
ただ、試飲は3杯も飲めますが、この点はオリジナリティが感じられませんでした。
試飲が素晴らしいのはサントリー白州工場です。
ちょっと残念でしたね。
ビオトープを作ったは良いが整備されていなかった。
アサヒビール神奈川工場では工場の周辺に大きなビオトープを作っています。
そこには川が流れ多様な植物が植えられていて、足柄の自然を再現しているようなのですが、私が行ったときは荒れ果てていました。
写真撮ればよかったのですが、あまりにも残念過ぎて撮影できませんでした。
池は藻が生えて雑草だらけ、雑木林も荒れ放題、しまいには通路にゴミが置かれ、まるで何も管理していないようなビオトープでした。
もしかすると、これから整備するところだったのかもしれません。
でも、箒が放置されていたりゴミが貯めておいてあるような状態は、あまりいい状態とは言えないです。
人工的なビオトープを作る以上、常に管理していくのは必須です。
タイミングによって綺麗で、タイミングによっては荒れてて。そのようなビオトープなら無理に作らず、雑木林に遊歩道の整備程度にすべきです。
無理やり川を流したり、他から植物を持ってくるなどしない方がいいですよ。
満足度はあまり高くない工場見学でした。
工場見学としては、あまり他社と変わりなく最新工場であるにも関わらずオリジナリティが無いような印象でした。
またビオトープについても先述した通り、常に管理されているわけでもなさそうです。
他社や他の工場に行ったことのある方は、あえて神奈川工場に行く必要はないかもしれません。初めてビール工場に見学行く方には良いかと思います。
私の感想としては、あまり満足度は高くありませんでした。