味噌汁は爆発する。液体を温める際に注意したい突沸。
こんにちは、たけのこです。
私は今朝、甘酒豆乳を電子レンジで爆発させました。
朝から電子レンジが甘酒だらけです。
今回は知っておいてほしい突沸の怖さを紹介します。
味噌汁は爆発する。液体を温める際に注意したい突沸。
突沸とはなにか
突沸とはどんな現象でしょうか。
沸点に達しているにもかかわらず相転移が生じず沸騰しないことがあり、この状態を過加熱という。この過加熱の状態の液体に振動などの刺激を与えると突発的な沸騰を起こすことがあり、これを突沸という
簡単に言うと、水は100度で沸騰して気体になりますが、何らかの影響で100度になっても沸騰しないことがあります。その時に振動を与えると爆発するんです。
国民生活センターが実験した映像がありました。
— たけのこ@はてなブログ (@hso_ba) 2017年10月19日
基本的に液体だったら突沸は起こりえるのですが、味噌汁は爆発するまでの時間が短いですね。
実験では電子レンジやIHヒーターを使用していますが、ガスレンジでも同様の突沸は起こりえますので注意が必要です。
とろみのあるものは要注意
さて、私が今回爆発させたのは甘酒豆乳です。
原因は何だったのでしょうか。
〇電子レンジで温めすぎた
→突沸する温度まで急激に温めすぎた
〇甘酒豆乳のとろみ
→とろみがあると温度上昇による対流が起きにくく突沸が起きやすい状態となった。
今回の原因は後者の方が大きいでしょう。
飲みかけの甘酒豆乳を再度温めようとしてそのまま電子レンジにかけたのでそれがまずかったようです。
同じようなことが味噌汁でも生じます。
それは動画を見てもらった通りです。
味噌汁も温めなおすときは味噌が沈殿し対流が起きにくくなっています。そこに急激な温度上昇をさせると突沸が起き、爆発するのです。
突沸の威力は見ての通り。
近くにいれば味噌汁だらけになること間違いなしです。
どのようにすれば突沸を防げるか
ではどうすれば突沸を防げるのでしょうか。
ポイントは3つ
〇液体を急激に温めない。
→IHコンロなどは一気に温度を上げることができますが、急激な温度上昇は突沸を引き起こします。液体を温める際には、中火かそれ以下にしましょう。
〇とろみのあるものはかき混ぜながら温める。
→味噌汁など何かが液体に混ざってとろみのあるものは、かき混ぜながら温めましょう。そうすれば対流によって突沸が防げます。
〇電子レンジで温めすぎたら1,2分放置する。
→突沸は衝撃によって引き起こされるので、温度が下がるのを待ってから動かせば突沸しません。
今回の私の場合はどうすれば防げたか。
今回、私はとろみのある甘酒豆乳を電子レンジで温めました。
そうするとかき混ぜることができません。
そういった場合は、加熱しすぎないことと、温める前にかき混ぜる、とろみが強ければ水けを足す、といった対応が必要でしょう。
私の場合は突沸が起こるべくして起こったという訳ですね。
知識を持って事故を防ごう!
突沸は時に火傷などにつながりかねません。
また、突沸が起きると間違いなく掃除する手間が発生します。
突沸は日常的に発生しやすい現象です。
正しい知識をもって対応すれば防ぐことが可能ですので注意しましょう。
事故は起きない方がいいですからね。
私のポカミスでしたが、もし、突沸をご存知ないようでしたら参考にしてみてください。