子どもは親を映す鏡。「今、忙しい」という姪っ子を見て思うこと
親の言葉が持つ力
私には甥っ子と姪っ子がそれぞれ2人づつ、全員で4人います。3歳~5歳の今まさにやんちゃでかわいい盛りです。
おしゃべりも上手になってきて、やっと会話になるようになってきたかなってところです。おじさんとしては楽しいこと楽しいこと。
でも、そんな可愛い姪っ子がふと言った一言に少し思うことがありました。
今回は物心ついたばかりの子供たちをみて感じることを書きたいと思います。
4歳児の「今、忙しい」
これはある時、姪っ子の一人がおじさんに言い放った一言です。
「今忙しいの!」
4歳児がその年にして、もうすでに忙しいそうです。
私はゆとり世代と揶揄されながら今にいたるのですが、今の子は4歳児から忙しいようです。
人手不足の波がこんなところまで押し寄せたかと思うと驚きですよ。
というのは、おいといて。
当然のことながら、姪っ子が本当に忙しいわけではありません。
じゃあなんで、姪っ子は「忙しい」というのか。
子供の言葉は親の言葉
姪っ子の親は夫婦そろって学校教諭です。旦那さんは部活の顧問をしており、一年で丸一日休みという日は数日しかありません。
奥さんの方も、授業の準備があるといって土日に休日返上で出勤することがあります。
想像するところ、姪っ子の「忙しい」は姪っ子自身が忙しいのではなく、親が忙しくてそれを子供に言っている言葉なんでしょう。
そうやって思うと、子供たちの会話を聞くのが面白くなるものです。
親が普段、子供に何を言っているか、子供が何を聞いているかわかりますからね。
しかも、言葉だけでなく、その言い方まで親と同じように言うから面白い。
「今、忙しい」という姪っ子を見て思うこと
今の親は忙しい。
夫婦共働きで、子供を小さいころから預けなければならない家庭が多いですからね。
それに加え待機児童問題。
ストレスでいっぱいいっぱいかもしれません。
でもやっぱり子供を育てるのは、まずは親です。
親の行動が子供の行動になり、
親の言葉が子供の言葉になります。
親自信に余裕がなく子育てに十分時間も割けないし、そんなになんでも完璧にできないと思います。
でも、子供の行動、言葉、表情に目を配ってほしい。
子供は親の姿を映す鏡のような存在だから。
自分の子供を持っていない私がこんなこと言うのは厚かましいとも思います。
じゃあ書くなよってかんじですが、
でも姪っ子や甥っ子だけでなく、街中にいる親と子の関係を眺めていると、喜ばしくもあり、複雑でもあり、悲しくもある感情を抱きます。
この本のタイトルにもありますが、子供は神様です。
だからこそ、子育てをわかっていない私ですが、思うことを書かせていただきました。
すべての子供が自由で笑顔でありますように。