自殺を考える前に伝えたいこと。とにかく逃げろ、絶対に死ぬな!
こんにちは、たけのこです。
一般的に夏休みが終わり、学校の始業式が行われる9月1日。この日は18歳以下の子供が最も多く自殺をする日と言われています。
前期までに受けた「いじめ」を思い出し不安が強くなるのか、宿題や受験勉強に追われ精神的に追い詰められるのか。
夏休みという子供にとって長い休暇を終える時に、精神的に負担が大きくなるのだと思います。
私は以前、若者の自殺を防ぐためには、家庭での生きる教育が必要と書かせていただきました。
若者の自殺が止まらない日本。「生きる」を教えるのは家庭それとも学校? - たけのこlabo.
新たな始まりの日でもある9月1日が、最も子供の自殺が多い日なんて表現がされる現実は、無視できることではありません。
もしこの記事を読んでいるあなたが、自殺を考えているならば、伝えたいことがあります。
逃げることは恥じゃない。
生きているあなたに、人間として価値があるんです。
自殺を考える前に伝えたいこと。とにかく逃げろ、絶対に死ぬな
逃げて、悩んで、挫折して、それでも私は生きている
私はこれまで短い人生のなかで、いくつも目標を達成し、願いを叶えてきた。
ある意味、充実した人生を送って来たかのように思われることがある。
でも実際に私はそんな立派な、人に誇れる人生を歩んできていない。
早生まれで、体も小さく気が弱かった私は、保育園や小学校でも、いじめや悪戯を受けてきた。
だから学校に行きたくない日が何度もあった。
学校の教師からも自分が理解できないことで理不尽に怒られ、殴られ教室を飛び出したこともある。
ただ親に心配をかけたくないから、親に自分が不幸な生活を送ってると思ってほしくないから、耐えて学校に通っていた。
また、私は文章を書いたり、自由研究など夏休みの宿題が大の苦手だった。
授業の作文や、夏休みも最後まで泣きながら読書感想文を書いていたことを覚えている。
いくら考えても言葉が出てこない、自分が何を感じていて、どのように表現していいのかわからなかった。
だから原稿用紙400字一枚すら書けなかった。
今となっては、こんなブログの中で日々2000~5000字の文章を書けるようになっている。
だから、文章をかけなくて悩んでいる人は無理しなくたっていい。
自分の想いを書けるようになる日がきっとくるから。
そうこうあって当時の私は、悩みを相談する相手がいなかった。
親にも兄弟にも、友達にも自分の想いを話すことができなかった。
私はその時から、今の現在まで人とのコミュニケーションに苦手意識を持って生きている。
それもあって、高校になっても友人は多くなかった。
クラスでも会話するのは2,3人。
幸い部活に入っていたので、そっちではうまく関係を築くことができた。
私の救いは部活動だった。
スポーツを通して人と接することは、何よりも友情が深まると感じられた。
しかし、最初の公式試合で退場処分となった私は、その後も、部活の中でも何度も挫折感を味わうこととなる。
決して平坦な道のりではなかった。
そしてスポーツで結果を出すことができた私は、大学からのオファーがあり推薦で進学することができた。
それから順調だったかと言えば、そうではなく怪我に何度も悩まされ、ストレスによる胃潰瘍や食道炎も患った。
そして監督、コーチとの考えの違いから、大学4年時には喧嘩別れをするように部活を辞めた。
部活の寮で生活していた私は逃げるように出ていき、友人の家に居候させてもらい、しばらく生活を送ることとなった。
そして就職。
希望する仕事につき、希望するプロジェクトの担当にもなることができた。
しかし、担当する部署の中で私の職種は一人だけ、仕事を教えてくれる人は誰もおらず、所長やその他社員とも管理上の問題で何度も悩まされる日々が続いた。
当時、新人で右も左もわからない私だったが、正しいことと悪いことくらいはわかった。
正義感から所長やベテラン社員の方と何度も交渉し、内部調整を図ろうとしたが、若造の意見をまともに聞いてくれはしなかった。
そんな職場とも2年格闘し、去るころにはある程度の関係は築けたと思う。
それから数年してまた新たな部署に異動し、今ここでは書くことができないが、様々なことがあり、うつ病を発症した。
逃げて、悩んで、挫折して、それが私の生きてきた人生のほとんどだった。
人生でうまくいっているときなんて1%もない
いくつも夢を叶えてきたが、そのほとんどは苦難の道で苦しいことばかりだった。
夢を叶えるために楽な道のりは、一つもなかった。
それに加え、私は不器用で現実から逃げることも多かったから、最短距離で夢に向かって進むことすらできなかった。
だから私は確信を持って言える。
生きて歩き続ければ叶わない夢はないということ。
目の前が絶望だって、遠回りしたっていいから、前に進めば絶対に乗り越えられるということだ。
生きのびるだけでいい
今、辛く苦しんでいるあなたへ。
とにかく、生きのびる道を選んでください。
悩みを話せる人がいなければ探すんだ。
誰だっていい、自分の悩みを聞いてくれる人を。
そして、悩みを恥じることなく吐き出してほしい。
話すことで開ける道が必ずあるから。
人の痛みがわかる人にしかできないことがある
繰り返し言いますが、死んでしまおうか悩んでいるくらい、苦しんでいるからこそ、生きることを考えてほしい。
それは、今悩んでいるあなたにしか、できないことがあるから。
強く苦しい悩みの先には、きっと成長したあなたが待っている。
そこには逃げたって、何かを途中でやめたって、生きていれば必ず辿り着ける。
生きていれば、あなたはきっと人の痛みをわかる人間になれる。
生きていることこそ、人間として価値あることなんだ。
人の痛みがわかる人は一番強い人間だ。
人を想えるあなたの力は、悩み苦しむ人を救うことができるんだから。
始めることに遅すぎることはない
私はこれまで何度も引きこもりを経験している。
合計すると数年分くらいになるかもしれない。
でも、そんなハンディなんて人生の中でみれば、たいしたことない。
やりたいことが見つかった時に力を出せれば、遅れなんて簡単に取り戻せる。
再スタートするのはいつだっていい。
死ぬほど苦しいなら逃げてしまえばいい。
身体も心も疲れてしまったなら休めばいい。
時間なんて気にしないでいいから。
とにかく、逃げて、休んでしまおう。
笑える日は必ず来る
時間が経つと面白いことに、過去のダメだった自分が笑い飛ばせるようになってくる。
私は自分の人生を振り返りながらこの記事を書いていたら、自然と笑っていた。
なんて自分はカッコ悪くて、情けなくて、恥ずかしいことをしてきたんだろうって。
でも、そんな過去があるから今の自分があり、この先どうやって生きていこうか考えることができている。
カッコ悪い自分を受け入れられるようになったことで、自分をより好きになることができたんだ。
私は私でいいし、あなたはあなたでいい。
誰とも比べる必要なんてない。
生きているだけで、あなたはあなたにしかない価値を持った人間なのです。
今日を生きれば、新しい明日がやってくる。
だから、生きよう。