魚をたくさん食べる人はうつ病になりにくい?うつを治す食事
こんにちは、たけのこです。
「魚たくさん食べる人、うつ病リスク半減」というニュースを見つけました。
魚介を多く食べる人は、そうでない人と比べてうつ病の発症率が半減するとの疫学調査結果を、国立がん研究センターと慶応大のチームがまとめた。
うつ病を食事で予防できるという記事をこれまで何度か読んできましたが、どこまで本当なのでしょうか。
魚をたくさん食べる人はうつ病になりにくい?!
サンプルは40代以上
今回の実験を見てみるとサンプルとなっている人が中年以上ということがわかります。
研究チームは1990年に40~59歳だった長野県南佐久郡の住民1181人を25年間追跡調査し、19種の魚介の摂取量とうつ病との関係を調べた。
40歳の人も25年たてば65歳ですからね。
あまり若い人を調査していないところが気になります。
確かに、厚生労働省のうつ病患者の推計を見ると中年以降の患者数の方が、若い世代よりも多くなっています。
実験としてのサンプリングは正しいのでしょうね。
なぜ魚を食べたグループの患者が少ないか
研究チームによると
「オメガ3脂肪酸には脳内で情報伝達に関わる物質の合成や、神経の栄養になる物質を増やす作用があるとされる。」
魚に含まれる脂肪、オメガ3脂肪酸であるEPAやDPAを多く摂取するとうつ病の予防効果があるという事です。
さらに研究者はこのようにコメントしています。
「魚介を食べる人は肉に比べて近年減ってきている。研究結果が魚食のよさを見直すきっかけになれば」
うつ病を予防するという食べ物
うつ病を改善するという食事も調べてみるとたくさん出てきます。
〇うつを改善する栄養素を含む食材
魚、バナナ、ニンニク、ショウガ、玄米、豆、レバー、落花生、牡蠣、うなぎ、納豆、海藻、肉、ゴマ、ナッツ、乳製品
投薬治療ではよくならないから、バランスの良い食事をしなさいということなんでしょうね。
うつ病は一括りにはできない
今の若い人のうつ病と年配の方のうつ病では違うように感じます。
今回の記事の研究結果でいえば、私の食生活は決して肉を中心としたものではなく、魚は週の半分は食事に取り入れています。
病気になる以前は、食事のバランスも嫁の配慮によって、様々な食品をバランスよく食べていました。
今でもそうです。
私がバランスの悪い食事を作ると怒られてしまいます。
食事のバランスも確かに大切ではありますが、こうした情報はその人の症状に合わせて理解しないといけないでしょう。
私のうつ病の原因を考える限りでは、きっと毎日、魚を食べたって良くならない。
人によってうつ病の原因は様々なのです。
うつ病を抱えた人に紹介するにも、浅はかな考えで、
「うつには魚が良いらしいよ」
とか言うのはおすすめできません。
うつ病の原因は人それぞれ。
病名で一括りにされてしまうと、患者側はつらいと思うのでした。