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ウールでフェルトルームシューズを作ろう!この冬は寒さ知らずです

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こんにちは、たけのこです。

 

さて、この暑い中、私は早くも冬支度をしています。

 

先日、自作シューズを作った私はあれこれ手作りにハマってしまい、今回はウールを使ったルームシューズを自作しました。


何を隠そう私は冬は好きでも、寒いのは嫌いなのです。

 

ということで今回は、超絶暖かいフェルトルームシューズを作ったお話です。

 

 

ウールでフェルトルームシューズを作ろう!

ウールとはなんぞや?!

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そもそもウールとは何ぞやというと、ご存知の方も多いとは思いますが、羊の毛です。

たけのこは羊が好きです。

あのモフモフがたまらない。

 

アルパカとかラクダの毛もウールって言われることもあるみたいで、動物の繊維と思えばいいでしょう。

ちなみにアルパカの毛はサラッさらです。

肌触り最高ですよ。

 

ウールの特徴としてはとにかく暖かい!保温性が抜群に高いんですね。

そして、抗菌、消臭効果もあります。

 

これだけでも、ルームシューズにぴったりでしょ?

 

ウールのルームシューズは履いた瞬間から暖かい

冬の床って冷たいですよね。

スリッパ履いてもそんなに暖かくないし冬は暖房に頼りがちになります。

 

その点、ウールのルームシューズは履いた瞬間から暖かいです。

それだけ保温性がたかいのです。

 

暖かいものを履くのがなぜいいか。

メリットがいくつかあります。

 

①電気代の節約になる

ウォームビズということです。

暖かい服装をして、暖房を節約しようという考えですね。

 

検証したところ、我が家の電気代は夏よりも冬の方が高いです。

エアコンの使用頻度は夏も冬もそんなに変わらないのですが、冬の方が2000円くらい高い。

 

なので、この冬はウールでウォームビズです。

 

②足を温めると全身温まる

頭寒足熱って言葉がありますよね。

この言葉のとおり、足を温めると全身が温まるんですよ。

 

私がアスリートの時、冬場は必ず足湯をしてから練習をしてました。5分温めるだけで、ウォーミングアップの時間をかなり短縮できるし、怪我しにくいんです。

 

というわけで、足元を暖かくすると、寒い部屋も結構へっちゃらなものなんです。

 

③体温を下げないので健康にもいい

冷え性の人には間違いなくウールのルームシューズはおすすめです。

靴下よりもよっぽど暖かいですからね。

靴下の上に履けば、もう最強。

 

また、体温が低い状態だと免疫力が低下するとも言われます。

足を温めれば、全身の体温をあげることに貢献できるので、免疫力をあげて健康にも効果が期待できるんです。

 

何にしたって、体を冷やすことは良くないですよ。

 

ウールのルームシューズを作るよ!

さあ、ルームシューズを作ります。

今回の素材は最高品質のメリノウールを贅沢に使っていきます。

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メリノウールの特徴は高い保温性だけでなく水分も程よく吸ってくれて、繊維が美しく、そして肌触りがとても良いウールです。

 

もう触ってると気持ちよくて手放したくなります。

しかもまったくチクチクしません。

そして見た目のボリュームに対して空気のように軽い。そのまま永遠に触っていたいくらい。

 

これを惜しまずフェルト化させてルームシューズにしていきます。

 

フェルト化とは?!

フェルト化とはどういうものでしょうか。

 

 哺乳類の体毛の表面は、ウロコ状のキューティクルで覆われている。そのため、熱や圧力、振動を加えることでキューティクルが互いに噛み合い、絡み合って離れなくなる性質がある。この現象を縮絨(しゅくじゅう)あるいはフェルト化と呼ぶ

Wikipedia

 

つまりは、ウールの繊維を絡み合わせて収縮させたものをフェルトと呼びます。

 

ウールのセーター洗濯すると縮みますよね。

あれです。

 

フェルト化はとっても簡単です。

ウールと水、弱アルカリ洗剤があればフェルトが作れるんですよ。

 

まずはフェルトを並べて、

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上から弱アルカリ洗剤を混ぜた水をかけて

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あとは、手で優しく振動を与えていくだけフェルト化します。

振動をどれだけ与えるかで、フェルトの伸縮度合いが調節できますので、柔らかくも、毛の詰まった硬いフェルトにも自由自在です。

 

ちなみにこれは、コースターになりました。

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少し大きくなってしまったので、もっと縮ませればよかったです。

 

ルームシューズはまず型をとります

さて、ルームシューズはまず型からとります。

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ざっくりです。

足の大きさプラス収縮させる幅を確保した型を取ります。

今回はハンバーグみたいな形のルームシューズにするので、楕円形みたいな形ですね。

 

型に合わせてフェルト化していく

型ができたら、それを包むようにフェルトを形成していきます。

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なんか小判みたいになってますね。

ちなみに、毛の量は27㎝くらいの足サイズで片足100g使用しています。

寒いの嫌いなのでたっぷりめです。

 

また床からの冷気対策と強度を出すために底側を厚めにしたいので、底側60gと足の甲側40gと言った具合にウールを配分してフェルト化しました。

 

足のサイズになるまで収縮させていく

型に合わせてフェルト化できたら今度は、切込みを入れて型を抜き、自分の足に合わせてフェルトをさらに収縮させていきます。

 

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この時点である程度フェルト化しているので、ガンガンフェルトをいじめて、収縮をさせていきます。

前の写真と大きさを比べると二回りくらい小さくなってるのがわかりますよね。

 

この収縮作業が結構大変、うまいこと形を形成しながら収縮させていくのです。

 

形を整えれば完成!

収縮ができたら、形を整えて完成!

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今回は踵もつけて、ブーツっぽく仕上げました。

くるぶしを冷やしたくなかったので、少しハイカットです。

 

初めてにしては上出来でしょう。

 

フェルトは簡単で工夫次第ではなんでもできる

フェルトは凄く簡単です。

 

ちょっと工夫すれば違う形のルームシューズやバッグや帽子も作れます。

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色合いは自分のセンスでどうにでもできるし、大きさも自由自在です。

 

あなたの想像力次第で作れるものは無限大ですよ。

材料もウールと洗剤があればフェルトにはなるので、手軽にできるのもいいところです。

 

私はこれから姪っ子たちが冬に寒い思いしないように、ルームシューズをつくってあげようと思います。

ちびっこサイズなら1足50gもあれば作れてしまうので、良いウール使っても材料代は300円くらいです。

 

しかも、メリノならチクチクしないので、喜んでくれるはず。

 

この冬はウールで暖かい時間を過ごしましょう!

 

今回協力いただいたウールショップ「アナンダ」

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今回、ルームシューズ作りに協力いただいたのは、山梨に本社、吉祥寺に支店がある「アナンダ」さんです。

 

 

アナンダは基本的には、羊毛の卸屋さんですが、毎日講習会を開催してくれます。

 

講習内容は基本的なことしか教えてくれませんが、低価格で十分な知識を得ることができますので、おすすめですよ!

 

吉祥寺店の詳細

住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-38-7
TEL&FAX:0422-24-7118

営業時間:10~18時
定休日:年中無休

 

※続編

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フェルトルームシューズ製作記録②ブーツ型シューズを作ってみた

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