山陰の冬はやっぱり松葉ガニ！一度食べたらあなたも病みつきになる
こんにちは、たけのこです。
今年のズワイガニ漁が11月上旬から解禁されて、我が家にも島根から松葉ガニが届きました。
日本海側の水揚げされた地域ごとに名前が変わるズワイガニ。
山陰地方では松葉ガニと呼ばれています。
今回は一度食べたら病みつきになるカニの話です。
山陰の冬はやっぱり松葉ガニ！一度食べたらあなたも病みつきになる
地域ごとに名前が変わるズワイガニ
先述した通り、ズワイガニは水揚げされる地域によって名前が変わります。
山陰では松葉ガニと称されますが、他の地域ではどのように呼ばれているでしょうか。
〇越前ガニ
→福井で水揚げされるズワイガニ、これが一番有名ですかね。
〇香住松葉ガニ
→兵庫県香住町の香住漁港で水揚げされるズワイガニ
〇柴山ガニ
→兵庫県香住町の柴山漁港で水揚げされるズワイガニ
〇津居山ガニ
→兵庫県豊岡市の津居山漁港で水揚げされるズワイガニ
〇加能ガ二
→石川県で水揚げされるズワイガニ
〇間人ガニ（タイザガニ）
→京都の間人漁港で水揚げされるズワイガニ
などなど、様々なブランド名があります。
ちなみに上述したブランドカニは雄のズワイガニの名称で、雌はまた各地それぞれ違う名前が付けられたりしています。
山陰では雌のカニは「親ガニ」や「セコガニ」と呼ばれていましたような。
こうしてたくさん名前があると、みんな違う種類のカニに思えていますが、基本的には同じ種類のズワイガニなんです。
誤解しちゃいますよね。
山陰の冬の名物「松葉ガニ」
私の印象では山陰の人はみんなカニが大好き。
前にいた職場では10月頃になると松葉ガニの話題が出始めます。
もう、仕事中もカニの話題で持ちきりになるんですよ。
千葉生まれの私は、島根に行くまでカニに興味を持ったことがありませんでした。
そのため、職場でカニの話が出てもあまりついて行けず、何でみんなそんなにカニが好きなのか理解に苦しんだものです。
そんな私が初めて食べたズワイガニは、嫁が親戚からもらってきた松葉ガニです。
なんでもその親戚の知り合いに卸屋さんがいて、お値打ち価格で譲って貰えるんだとか。
その味はというと、もう衝撃的な美味しさでした。
カニなんて食べるの大変だし、そんな美味しいものじゃないと思っていた私ですが、一口食べてとにかく感動してしまいました。
カニ味噌はもちろんのこと、足も味がとても濃く、風味もいいんです。
見た目は怖いけど、カニって美味しい。
それを教えてくれたのが松葉ガニでした。
冷凍しちゃ美味しくない？
カニを譲ってくれた卸屋さんのいいところは、水揚げされたカニを直ぐボイルして、冷凍せずに送ってくれるところです。
よく出回っているカニは冷凍されてしまったり、水槽で生かされたりしています。
しかし、ボイルして冷凍すると味が落ちてしまうんですよ。
また、水槽で生きたままにしていると食料となるエサも無いので日増しに味は落ちていくので、水揚げ直後にボイルしてしまうのが一番おいしいと私は思っています。
タグなしのカニで十分美味しい！
さて、我が家に届いたカニさんです。
結構大きめのサイズですね。
この子は足が一本取れてますね。
こうなるとタグ付きのブランドガニにはなれないのです。
もし、このサイズで足がちゃんとあったら、直売所価格で1匹5000円くらいするかもしれません。
こんなんお店で食べたら偉い値段になるでしょうね。とてもじゃないですが、私には手が届かないでしょう。
かといって足が一本なくたって味に変わりはありません。それで安く食べられるんだったら、タグなしで良いのです。
ということで、温めなおしていただきます。
大きい鍋がいっぱいになりました。
足の身をむいてみると
身がぎっしり詰まっていました！
タラバガニみたいなボリュームはありませんが、この真っ白い身に口いっぱいに広がる甘みが濃縮されています。
もうカニ酢とか味付ける調味料なんていりません。
そのまま食べて美味しいんです。
続いて、殻をとってカニ味噌の写真…と行きたいのですが、撮った写真がちょっとグロテスクな見た目でしたので自主規制します…
松葉ガニの醍醐味はやっぱりカニ味噌ですね。
足を食べなくていいからカニ味噌だけ欲しいくらいです。
お酒飲む人だったら、日本酒が間違いなく合いますよ。
最後、甲羅に日本酒を入れてカニ味噌と混ぜて飲むのも最高に美味しいです。
カニを食べに山陰へ行こう！
冬のご馳走ズワイガニのお話でした。
やっぱりカニは水揚げされた地元で食べるのが一番です。
安くて、新鮮なものが手に入りますからね。
冬の山陰は曇りの日が多く、寒くて旅行者も敬遠しがちですが、こうした冬の味覚と温泉を目当てに足を運ばれてはどうでしょうか。
舌鼓を打つこと間違いないですよ。
