活版印刷のハンコで世界に一つだけのオリジナルスタンプを作る!
こんにちは、たけのこです。
またまた台湾サイドストーリーです。
本題が深すぎてなかなか書けてません。
※前回まではこちら
今回は活版印刷のハンコを集めて、オリジナルスタンプを作ってくれるお店「日星鑄字行」を紹介します。
台湾で活版印刷のハンコから世界に一つのオリジナルスタンプを作る!
活版印刷ってなに?
活版印刷とは凸状のハンコを使い、活字を並べて印刷する技術です。
簡単に言うと、新聞であれば必要な文字一つ一つのハンコを集めて並べ、インクをつけて紙に転写する印刷方法ですね。
新聞なんか大変ですよ。
文字の大きさもバラバラ、文字数も多い、時間も限られてるんですから。
そのため、活版印刷には高度な技術が必要と言われているんですね。
今回私は活版印刷の活字を集めてオリジナルスタンプを作ったんです。
文字数13万字!?台湾に一店しかない「日星鑄字行」
私が今回訪れた「日星鑄字行」は台湾で唯一、活版印刷の活字を販売し、スタンプを作ってくれるお店です。
活字の数は大小含め約13万字。
このなかからお目当ての一文字を探していきます。
ひらがなやアルファベット、数字もありますよ。
それで実際に探してみましたが、ぜんっぜん何がどこにあるかわかりません。
大体の場所は画数で分けられてるので、わかるんですがそこからが見つからない。
店員さんも文字の補充にはかなり苦労されてました。
ちなみに、このお店では独自のルールがあります。
①活字の保管場所ではリュック等バッグは持ち込み禁止
→玄関の棚に預けて、活字を探します。
②一度手に取ったら、元に戻してはいけない
→間違ったところに戻したら悲惨なことになるので、むやみやたら触ってはいけません。
③棚の下の段の店員さん用の引き出しは触っちゃダメ
→活字の複製に必要なものが入ってる?ダメだよって言われました。
お値段はどのくらい?
活字の値段は文字の大きさで決まります。
一番大きい文字だと、一字120~160元。
そこからサイズが1号から6号までありますが、一字あたり40元~5元となっています。
私は今回2号サイズで4文字だったので30元×4字=120元でした。
1元=4円とすると480円ですね。
特別、高くも安くもなく、適正な値段なんじゃないかなと思います。
ちなみに、一番小さい文字サイズがこちら
対象物がないのでわかりにくいと思いますが離れてみると...
こんな状態になってます。
一番小さい字は2.75㎜となっているのでかなり細かいです。
それでも、一文字一文字しっかり掘られています。
英語ができる店員さんがいる
店内には英語が話せる店員さんがいます。
台湾というと日本語ができる人も多いですが、ここでは英語がコミュニケーション手段となります。
英語が苦手でも大丈夫、使ってくれる単語も簡単なものですし、手取り足取り教えてくれます。
最悪文字を探すのも手伝ってくれますよ!
文字が見つかったらスタンプに
活字が見つかったら店員さんにお知らせします。
そして文字の並べ方の最終確認。
ここで間違うと悲惨な思いをすることになります。
特にハンコは見てる面に対して、実際の文字は左右反対になるので注意です。
配置が決まったら、店員さんが活字を束ねてこのようにスタンプにしてくれます。
これで完成です!
世界に一つのオリジナルスタンプができました!
さて、ここでクイズです。
私が作ったスタンプは何でしょう。
四文字です。
①本名
②四字熟語
③ニックネーム
正解は…
「たけのこ」でした!
しょうもないもの作ってすみません…
私がハマってるフェルトアイテムにブランド名として使いたくて。
それで作ってしまいました。
ゴシックじゃなくて明朝体なので、ひらがなでも可愛く仕上がりました。
ってことで。
旅の思い出に13万字からオリジナルスタンプを作ろう!
最近ではデジタルのやり取りが増えてますが、こうしたアナログなものも味があっていいもんです。
とくにこんなお店はなかなか無いので、台湾に行ったら是非寄ってみてください。
私の場合、4文字でペンネームを作りましたが、好きな言葉や、よく使う言葉をスタンプをにしてもいいと思います。
記号などもあるので、様々なスタイルのスタンプが作れますよ!
「日星鑄字行」の詳細
住所:台北市太原路97巷13號
営業日:月曜から金曜
営業時間:朝9時~12時、13時半~18時
土曜の営業時間:9時半~12時
定休日:日曜