夏に向けて梅ジュース作るよ!梅パワーで夏バテ知らずの身体を作ろう!
梅の実の季節ですよ!
週末ときどき農家のたけのこです。
さて、春に綺麗な花を咲かせてくれた梅の木が、大きな実をつけてくれました。
うちの梅は山にほったらかしで生えているので完全無農薬栽培。
梅干しにしてもいいんですが、今回は夏に向けて梅ジュースを作りたいと思います!
梅干しの酸っぱいのが苦手って人にも、梅ジュースなら酸っぱさを抑えて、梅の美味しさを味わえますのでおすすめですよ!
梅のパワーをまずはおさらい
やっぱりすごいぞ疲労回復効果
梅を食べると酸っぱいと感じる成分といえば、そうクエン酸です。
クエン酸には食べ物から取った糖質やタンパク質などを効率良くエネルギーに変換する能力があります。
そのため、クエン酸を取ると身体は老廃物質や疲労物質をため込まず、疲れているときには疲労物質を取り除いてくれるんですね。
でも、梅の疲労回復効果はクエン酸だけではありません。
疲労回復を助けてくれるビタミンB群、アミノ酸が豊富に含まれているんです。
スポーツやっている人は、運動後によくアミノ酸を取りますよね。
その成分はたいてい、バリン、ロイシン、イソロイシンがメインで含まれています。
梅にはなんとその上記のアミノ酸に加えて、リジン、トレオニン、トリプトファン、ヒスチジン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、プロリン、セリン等々。
効果云々ありますが、
とにかくアミノ酸が豊富なんです!
高いお金だして某アミノ〇〇なんか取らなくても、自然由来の梅を食べた方がよっぽど身体に良いですよ!
アンチエイジングには欠かせない抗酸化作用
梅に含まれるクエン酸には抗酸化作用があることも良く知られています。
ただ、梅に含まれる抗酸化物質はクエン酸だけではありません。
ビタミンEやビタミンC、そして梅リグナンと呼ばれる抗酸化物質が含まれているんです。
アンチエイジング気にしているなら、コラーゲンばかりとらず、梅の力を借りない手はないです!
ガンや生活習慣病にも効果が期待できる
先ほど紹介した梅リグナンは様々な疾患を引き起こす原因となる酸化ストレスを抑制し、抗ガン作用があります。
さらに梅リグナンは動脈硬化の改善が期待でき、クエン酸が血液をサラサラにしてくれるので、血管が詰まって起こる心筋梗塞の予防にも効果があるんですよ。
またまた、糖尿病や狭心症、アルツハイマー、統合失調症にも効果があるそうです。
もう長生きしたいなら梅食べるしかないですね。
殺菌効果
梅には胃の中に住み着くヘリコバクターピロリ菌の働きを抑える効果があることが発見されています。
ヘリコバクターピロリ菌は胃の粘膜を傷つけ、胃炎や胃潰瘍、胃がんを起こす原因になっていると言われます。
ヘリコバクターピロリ菌は日本人の半数以上が感染していると言われており、胃がんは日本人のガンによる死亡原因のトップ3にランクインしています。
胃がんになる前に、早いとこ梅を食べましょう!
アルカリ性で身体を中和してくれる
食べ物には酸性食品とアルカリ性食品があることを知っていますか?
人の身体は若干アルカリ性で保たれています。(中性に近いですけどね)
しかし、現代人の食生活は肉やジャンクフードの割合が多く、食事の時に酸性食品を取っている量がアルカリ性食品よりも多くなっています。
酸性食品の量が多くなると、身体の中ではPH(ペーハー)が酸性に傾くため、それを中和する働きが始まります。
身体を中和するために、骨が持つアルカリ成分を使ったり、尿で酸性傾いた余分なミネラルを排泄しようとします。
そうすると結果的に、骨がもろくなったり、痛風や尿管結石になったりすることもあるんですよ。
そこで、梅の登場です。
梅はアルカリ性食品の代表ともいえる食品です。
なんと梅干し5gで牛肉100g分を中和する能力があるんです。
酸性とアルカリ性のバランスを取りながら食事をするのがいいのですが、それが難しければ梅を食べておきましょう。
もうこれから飲み会では梅干しサワーは必須ですね。
夏は熱中症対策になる
年々暑くなる夏に対して熱中症対策商品はさまざまなものがあります。
塩飴やスポーツドリンクをたくさん飲んでミネラルを補充している人も多いと思います。
注意して欲しいのはビタミン不足です。
スポーツドリンクに含まれる糖分をエネルギーに変えるためにビタミンB1が消費されます。
ビタミンB1が不足すると手足などのしびれを起こす「かっけ」になります。
その点、梅はミネラルだけでなく、ビタミンも豊富なので熱中症対策にはもってこいなんですよ。
これ以外にも梅のパワーはまだまだあります。
無限のパワーをもつ梅を活用しない手はないですよ!!
さあ、梅ジュースつくりますよ!
前置きが長くなりましたが、ここからが梅ジュースの作り方です。
とっても簡単なので是非やってみてください!
まずは梅の実の収穫
まずは原料となる梅の実の収穫です。
たわわに実った梅の実は枝を揺らすだけで、ボトボト落ちてきます。手が届かなければ長い棒などで叩いて落としましょう!
ちなみに写真は昨年収穫されず、木の枝で種になった梅と、今年実った梅の共演です。
こういう風景も収穫の楽しみのひとつですね。
ついでにジャガイモも収穫しちゃいました。男爵イモとキタアカリです。
玉ねぎとニンニクも干してあったので、合わせてもらっちゃいました。
梅の木がない方も多いと思いますので、今の時期は道の駅などに行くとたくさん梅の実が売ってますよ!
是非、生の梅の実を買ってみましょう。
材料と道具
ここで材料と使う道具の紹介です。
〇梅:2kg(今回は南高梅をつかいました)
〇氷砂糖:2kg(梅と同量使います)
〇ホワイトリカー:200cc
〇大きなビン(事前にアルコールで消毒しておきましょう)
これだけです。
梅の実を水につける
まずは梅の実をさっと洗い、一晩水に漬けます。
写真の量で2kgくらい梅があります。
我が家の大きいボール一個じゃ足りませんでした。
梅を乾かす
一晩、水につけた梅を乾かします。
ザルで水を切ってもいいんですが、大きいザルがなかったので、新聞紙の上で乾かしました。
殺菌しまーす
続いて、乾かした梅を殺菌します。
ここで登場、大きなビンとホワイトリカー(写真右側)
ビンの方は使う前にアルコールなどで消毒しておきましょう。
まず、梅をビンに入れ、そこに上からホワイトリカーをかけます。
そしてシェイク!
(強く振ると梅が潰れますので注意)
梅の表面がホワイトリカーで湿ったようになればOKです。
これで梅の表面についた菌を殺菌できました。
最後の仕上げ
仕上げは氷砂糖を上から入れるだけです。
ホワイトリカーはそのまま入れておいてOK。
アルコールが気になるかたは流しちゃってもいいですが、最終的に梅から出る水分でアルコール度数は下がりますのでそんなに心配はいりません。
妊娠中の方など気になる方は流した方がいいかもしれませんね。
これで完成です。簡単でしょ?
氷砂糖は梅の上に乗ったままでOKですよ。
一週間もするとこんな感じで梅から水分が出てきます。
そしたら時々、ビンをゆすってあげましょう。
だいたい2か月もすれば氷砂糖もとけて、梅ジュースが飲めるようになりますが、基本的にビンの中は無菌状態なので長期熟成させても大丈夫です。
我が家では10年熟成させたことがありますが、寝かせるほど濃厚な味わいになるんです。
飲み方
原液のままではきっと濃くて飲めませんので、お好みの濃さに水や炭酸水で割って飲みましょう。
私は薄めが好きなので梅ジュース:水=2:8くらいで割ります。
冬はお湯割りが美味しいです。
おすすめレシピ
梅ジュースを使った梅ゼリー
梅ジュース:200cc
水:800cc
ゼラチン:適量
梅の濃さはお好みで調整しましょう。
甘酸っぱくて元気の出る味で美味しいですよ!
写真は梅を甘く煮た実を入れてみました。
梅パワーで夏バテ知らずの身体を作ろう!
さて、今回は梅ジュース作りを紹介しました。
梅ジュースは割って飲むだけでなく、料理にも活用できます。
角煮を作るときに入れるとお肉も柔らかくなって、優しい梅の酸味で元気のでる味わいになります。
健康食品で夏バテ対策よりも、この梅ジュースを一つあれば、梅パワーでさまざまな健康効果、疲労回復が期待できます。
自然の力を利用して健康で元気な身体を作りましょう!
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