たけのこブログ

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子育てを放棄させるかのような会社の文化

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こんにちは、たけのこです。

 

たけのこの会社は建設会社のため、超男社会です。

しかしながら、近年、イメージアップ戦略で女性活躍推進のため、女性社員を採用を増やしています。

 

そんな中で、問題になってきているのは、総合職社員同士の結婚です。

 

今回は、そこで生じている問題を書いてみます。

 

子育てを放棄させるかのような会社の文化

仕事を辞めるか、子育てを放棄するか

男社会だった会社に女性社員が増えれば当然、社内恋愛、社内結婚というのは出てくるものです。

 

とても微笑ましいし、素晴らしいことですよね。

 

会社はそれに合わせて、産前産後休暇制度や男性の育児休業制度を準備しました。

 

そこまでは良いのです。

 

たけのこの会社は全国に支社があり、3~5年での転勤がつきものです。それは社内結婚した社員にも他の社員との平等を期すため、同じように異動させられます。

 

しかし、夫婦は別の支店に異動させられるため、ほとんどの場合、夫が単身赴任になることが多いですね。

 

そんな状況にある先輩が私にはいました。

夫は愛媛、妻は岡山、子供はまだ1,2歳という状況でした。

 

自宅は岡山に設けて、夫は愛媛へ単身赴任、妻は子供を24時間保育に預けて仕事をしています。

 

妻は総合職のため、業務量は多いです。

お子さんがいるということで会社側が配慮し、仕事量は減らされていましたがそれでも帰宅時間は遅くなっていました。

 

そのため、子供は朝ごはんを食べて保育園に預けられたら、夜寝るまで保育園に預けられたまま。

 

寝たころに親が迎えに来て、眠った我が子を保育園のベッドから、自宅のベッドへ連れて帰るのです。

 

親子の時間は、朝食と週末だけです。

 

それが嫌で、会社を辞めていく社員も少なくありません。

女性活躍と言いながら、仕事を辞めるか、子育てを放棄するか選択を迫られるシーンが生じているのです。

 

自己責任という意見も

総合職同士で結婚すれば、そのような状態は予見できるため自己責任という意見があります。

 

確かに本人たちの選択なので会社に対し、希望通りの配置にならないことに文句を言うことはできないのかもしれません。

 

実際、同じような状況で単身赴任を乗り越えてきた40代以上の世代がいるのです。

ただ、多くは奥さんが総合職でもなく、仕事を辞めているようですけどね。

 

また、建設業という仕事柄、勤務地を転々とします。

それに合わせて、夫婦共々都合よく異動させることが難しいというのが会社の意見です。

 

平等が必ずしも正しいことではない

他の社員と平等を期すために、社内結婚した社員に退職か、子育ての放棄を迫るのは、ハラスメントではないかと思っています。

 

女性活躍、ワークライフバランス、働き方改革を社外にアピールしながら、平等を盾に無言の圧力を受けている社員がいるのです。

 

なにより、子供がかわいそう。

 

子供の感性が育まれる時期に、親の愛情を十分に受けられず、親も仕事と子育ての両立に疲れてしまっています。

 

平等ではなく配慮できる会社になってほしい

社員間の平等はもちろん大切なことですが、社員一人ひとりにはそれぞれ人生があり、みな異なった環境にあります。

 

それを全て社員の状況に合わせて、規定を作ることは困難です。だから平等を基準にルールが築かれてしまう。

その結果が現状だと思います。

 

会社としては働く社員を想って規則を作っているのでしょう。

しかし平等よりも、働く人の気持ちに寄り添ったルール作りが広まってほしい。 

 

でも、少数派の社内夫婦を支えていこうという風土が醸成されるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

働く社員の家庭まで考えられるような文化が築かれて欲しいと思うのでした。