美しすぎる牡丹の池。「由志園」GW限定の牡丹園遊会を行く
こんにちは、たけのこです。
松江の東、大根島にある日本庭園「由志園」。
大根島は牡丹が日本一の生産量ということもあり、ここでは毎年、ゴールデンウィークの時期に牡丹園遊会というイベントが開催されています。
10万輪の牡丹が迎えてくれるこのイベント。
中でも庭園の池に牡丹を浮かべる池泉牡丹は絶景なんです。
ということで今回は2018年の園遊会の様子を紹介したいと思います。
美しすぎる牡丹の池。「由志園」GW限定の牡丹園遊会を行く
牡丹の産地だからできる池泉牡丹
由志園は松江市内から車で30分、米子空港からは車で15分ほどのところに立地しています。
由志園のある大根島は汽水湖の中海に浮かぶ火山でできた島で、江戸時代は高麗人参の産地でした。当時の松江藩はこの高麗人参で多大な利益をあげることに成功し、借金を返済することができたといいます。
また、幕末には高麗人参の売り上げで軍艦を2隻も買うことができたとか。
牡丹の歴史はというと実は高麗人参よりも古く、およそ300年前から始まったといわれています。昭和30年ころに牡丹の栽培技術が開発されると、大根島は牡丹の一大産地となりました。
今では500種類もの牡丹の品種があり、小さな大根島から世界各地へ牡丹が輸出されるようになりました。
由志園の池泉牡丹は、そんな牡丹の産地だからこそできるイベントなんです。
由志園を行く
ここからは由志園の中を紹介します。
入場券を買って中に入ると、いきなり牡丹。
早速、ぜいたくに牡丹の花が敷き詰められています。
そしてちょっと池のほうに進むと見えるのが池泉牡丹
池を埋め尽くすように浮かべられた牡丹は圧巻です。
普段は庭園に目が行く場所ですが、この池泉牡丹のイベント中は牡丹が主役ですね。しかし、植木も借景のようになって、それがより牡丹の美しさを引き立てているようにも思えます。
見る場所を変えても風情があります。
新緑の隙間から見ると、より一層花の美しさが引き立ちますね。
どうしても牡丹ばかりに目が行きますが園内には、様々な種類の植物が植えられています。モミジもそのひとつ。園内各所に植えられたモミジはよく見ると葉の形が違う木がいくつも植わっています。シャクナゲやツツジも同じように、一種類だけでなくいくつもの品種が見ることができるのです。
また、園内はコケも美しいです。
コケの中からモミジが生えていました。
小さなモミジですが葉の形は同じです。
さて、園内の奥に建物があります。
この建物は牡丹の館と呼ばれ、一年中牡丹が展示されている施設です。今回は英国チェルシーフラワーショーでゴールドメダルをとられた石原和幸さんがプロデュースされていました。
外に出ると「江戸の牡丹くらべ」と題して、稀少百品種の投票が行われています。
私が投票したのがこちら↓↓
天衣(てんい)という品種です。
今年は黄色がどうやら人気らしく、こちらの牡丹にも票が集まってそうでした。
すだれがかかったエリアではお弁当を食べるスペースもありました。
そこも周りは牡丹だらけ。
ちょうどいい木陰で、牡丹を眺めながらお食事がとれます。
ただ、牡丹の香りが充満しているので、苦手な人にはつらいかも?
いい香りではあります。
日本一牡丹を見ることができる場所
牡丹祭りはゴールデンウィークという限られた期間ではありますが、一見する価値は大いにあります。
ただ由志園は牡丹以外にも見ごたえある庭園です。
是非、島根に来られる際には訪れて見てください。
アクセス
住所:島根県松江市八束町波入1260-2
営業時間:9:00~17:00
年中無